14年05月27日 その5
10時30分、小倉渡場・浅野桟橋
小倉と馬島、藍島を結ぶ"こくら丸"に乗船 スペックはこのへん
この小倉航路は北九州市による渡船事業で毎日3往復している 乗客の多くが釣り人であり、この日は作業員も多かった
通信事業者の技術者数名と乗り合わせたけど藍島ではまだブロードバンド環境が整っていないようで やたらとソフトバンクの悪口を言っていたのが面白かった ソフトバンクは離島を完全にスルーしてるからね
なお、馬島ではなく藍島を選択したのは単に「少しでも遠くへ」という思いがあったからで 時間があれば馬島も歩いてみたかったのだけど
ま、今回は仕方ないな
10時30分、離岸
20分ほど揺られると
馬島渡船場(正式名称不明)に寄港
さらに15分後、出発から35分で
藍島渡船場(正式名称不明)に入港 物資を待つ人々で賑わってる これはどの島でも見かける光景だね
さて、この島には何があるのやら
きっぷを買った待合室にもパンフレットらしきものがなかったから ここは観光を生業としている島ではないのかも知れない
ん?
突然撮影会が始まったぞ
あーそういうことか 島には猫が多いからそれ目当ての人もいるわけか おれは興味ないなー 犬派だし
とりあえず港の待合室に入って
ヤニ中毒を押しのけて島の案内図を見る なんもねー とりあえずこのへん周っておけばいいか
待合室の周囲には漁協の施設が散在する
ここは本村港という漁港でもあるのでね
しかもこの島の漁師さんたち、相当潤ってるようで 尋常ではない数の漁船が係留されてる
この漁港だけでも4〜50あるなあ 他にも寄瀬浦港と大迫港があって、島の人口は300程度なのに
それもそのはず ここ藍島では鯛、鰆、雲丹、鮑、さざえ等の高級食材ばかりが水揚げされてる 果物農家ほどではないけど、漁業ってのは比較的成功し易いジャンルなんだよね もちろん危険は付き物だけど
"伍社神社" 祭神は底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命、品蛇和気命、息長帯姫命 が、神事はなぜか蒲生八幡神社の神官が行っているとのこと 不思議 ま、こまけえこと言ったら品蛇和気命(応神天皇)は110歳まで生きたわけだしね
この辺りには数軒の民宿があるようだ グーグルでは5軒ヒットする
お店もある 値段が気になるなー 住民の方同士で盛り上がってたので聞くに聞けなかった
食堂もあれば酒屋もある この島に泊まってみるのもアリかも知れんなー これらのお店が営業してるかどうか分からんけど
こちらは"藍島漁業協同組合購買店" 中には入ってないけど外から見ても結構な品揃えだったよ
瓶がほとんど汚れてないのは最近飲んだということだな これだけの量を こういうところで地域の経済事情が浮き彫りとなる
ちわっす
ちわっす
トンネルの中に人がいるの分かる? 彼らが船で乗り合わせた通信事業者の人々 防錆加工はどんなものを使うかとか、何メートル毎にステップルを打つかとか そんなもんここで決めることか?ってことを延々と話し合ってた おれはここを都合3回往来したんだけど、そのあいだずっと あの仕事ぶりは民間ではないかも 自治体か、自治体の下請けかも知れない そんくらい無駄な時間の使い方してた
ちわっす この子は島いちばんの美人さんだったな
ちわっす この子は島いちばんのコワモテだったな
きれいだなー
蝶もたくさん飛んでた 見たことないような大きなのがバサバサ音をたてて
"小倉中央市民センター藍島市民サブセンター" 複雑すぐる 要するに小倉中央市民センターの支部としてここ藍島市民サブセンターが運営されているってこと 藍島市民サブセンターって名称もヘン 島の住所は北九州市小倉北区大字藍島だから、藍島(の北九州)市民サブセンターってことなんだろう どうでもいいか
"藍島小学校" 児童数は17名で、へき地・小規模・複式(学級数3)の、福岡県指定へき地学校(3級) 島内には中学校はないので、北九州市内の中学に入学することになる かつては小倉北区にある菊陵中学校に入学し、寮生活を送る他に術がなかったが 渡船の改良やダイヤの改正により、小倉南区にある城南中学校への通学も可能となったそうで ちなみに「へき地指定」を受けると教職員の給料がUPする 3級なら15%前後の手当てが付く
これはタコ漁に使う網だね そういえばタコ坪も至るところにあったな
さんしょうがえら 地図にそう書いてあるけど、どんな字で、どんな意味があるのだろう?
前へ 次へ
表紙 05月の表紙 2014年の表紙 トップページ